2014年08月

4番打者論 (宝島社新書)
掛布 雅之
宝島社
2014-04-03


セ・リーグのペナントレース。なんだか雲行きが怪しくなってきました。

カープが猛追して、いつの間にか首位のジャイアンツとは1ゲーム差。

カープ強し!

てか、開幕前はガチな優勝候補だったジャイアンツにしても、意外に健闘していたタイガースにしても、なにもそこまでというほどもたついてくれたおかげで、鯉は虎をすーっと追い抜き、巨人の背中に追いついてきたという印象。

ぐわんばれプロ野球 !

それはそれとして、きょうのカープのオーダーには驚かされました。

4番に丸、で3番が菊池。

1番に入った鈴木を9番に見立てれば、ひとつずつスライドしただけではありますが、それにしても座りが悪い。

1990年代のいつでしたか、オリックスがまだブルーウェーブだったころ、仰木監督がマジックで柄にも無い谷佳知選手を4番に抜擢。本人すらびっくりしてスコアボードのオーダーを記念撮影して笑いを誘ったことがありました。

せっかくですから、きょうのカープのオーダーもここに記録しておきましょう。
ちなみにカッコ内は入団年数。
若いチームというかなんというか、他球団では考えられない抜擢ぶりです。
ぐわんばれベテラン!

 1番 鈴木誠也(2)
 2番 田中広輔(1)
 3番 菊池涼介(3)
 4番 丸 佳浩(7)
 5番 梵 英心(9)
 6番 小窪哲也(7)
 7番 堂林翔太(5)
 8番 會澤 翼(8)
 9番 バリントン(ー)

オリックスの仰木マジックとは様相はちがうとはいえ、どちらも苦肉の策。
あきらかに自他共に認めるワンポイントだった谷選手にくらべ、丸選手はいずれは本当の4番になる可能性はあるとはいえ、まだ青い。
やはりきょうのオーダーには違和感がありました。

カープが最後に優勝した1991年も、たしかこんな感じでしたね。
真の4番がいなかったために、4番目の打者が毎日のようにころころ日替わり定食。
それまで代打出場が多かった西田真二選手が4番をつとめたりしてましたっけ。

「カープに真の4番がいない年は優勝する」
そんなジンクスはどこにもありませんが、いまの勢いからはそんなことをおもわせます。

まあ邪道といってしまえばそれまでですが、「蛇の道は蛇」でしたっけ、1991年と同じ道をカープは走り抜けるかもしれません。

男道 (幻冬舎文庫)
清原 和博
幻冬舎
2010-03







 

【1000円以上送料無料】プロ野球構造改革論/岡田彰布
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昨夜のカープ対ドラゴンズ戦

広島02000000013 6
中日00000011012 5

このスコアだけみれば、拮抗した延長戦の死闘、緊迫したゲームが展開されたように見えます。
しかし実際は、パクパク鯉さんの口のようにしまりのないゲームでした。

なんとか勝ったカープにしても、救援陣がつぎつぎに失点して勝ちきれなかったわけですし、ドラゴンズにいたってはミスのオンパレード。

超ベテランが3度もバントを失敗してみたり、外野の後逸、投前バントの処理ミス、暴投、パスボールまで…。

草野球でもあそこまでは、と目を覆った諸兄淑女も多かったことでしょう。
真剣にプレイしていた選手諸君には失礼ながら、とてもプロ野球のゲームとはいえないおそまつなゲームでした。

捕手を使い果たして急遽マスクを被ることになったプレーイングマネージャーの谷繁監督がダッグアウト前であわててキャッチポールをはじめたときは、まさに草野球でよく見る光景を目にしたかのごときでした。

ナゴヤドームのスタンドからは「銭返せ!」のヤジが飛んでいたそうですが、気持ち、わかるだぎゃ。

それにしても、ここ最近のプロ野球の劣化はどうしたもんでしょうか。
球界のエースや一流野手がことごとく海を渡ってメジャーに行ってしまったことが、このレベルの低下を招いた一因であることは疑いようがないでしょう。

しかし、はたしてそればかっかなんでしょうか。

人材が出れば、後ガマが育つ。
多少のレベルの差はあっても、通常その穴は埋まるものです。

ところがこのところの球界は支出に収入が追いつきません。
プロ野球全体が、ゆるやかに地盤沈下していくばかり。

そこで気になっているのが、いくつかの球団の指揮官の人選ミスです。
とても適任とは思えないOBの格上げはまだしも、指揮官落第者をなにごともなかったかのように再雇用。そして不適格であるにもかかわらずいつまでも続投させる。

とてもまともな感覚で人事をしているとはおもえない事例があとを断ちません。
派閥の力学だったり、お気に入りの登用だったり、有力者の押しつけだったりなんでしょう、力量才能で起用しているとはとても思えない監督が何人も選ばれてきました。

指揮官が無能であれば、選手は育ちません。もし二軍で育っても起用法に一貫性がなければせっかくの成長株もつぶれてしまいます。
また、センスのない采配で判断ミスを繰り返せばつまらない負けが込んで、そのうちチームは瓦解していってしまいます。

そんな監督が率いるチームが試合をして、ファンを納得させるゲームができるはずがありません。
そりゃ試合ですから、最終的にはどちらかが必ず勝ちます。しかし戦力不足やミスの数を競うような試合にどれほどの価値と魅力がありましょうぞ。
最近はそんなゲームがやたらにふえてきているようにおもえてしかたがありません。

指揮官の選任を間違えれば、彼の任期中のチームは低迷します。そしてその間に劣化したチームを立て直すのは容易なことではありません。
そんな現象があっちのチームでもこっちのチームでもあるのですから、球界全体が劣化してしまったのは当然といえば当然のことです。

球界の逸材がつぎつぎに流出することを歎く前に、経営陣にはこの危機感をしっかり認識して、せめて裁量できるところだけでもしっかり取り組んでほしいものです。

とはいえ、このような人事問題は氷山の一角。各球団とも構造的な問題を少なからず抱えていることは衆知のことです。
それこそ球団トップの人事に問題があるんですから、悲観的にならざるを得ません。

しかしこのままパイが小さくなって腐敗していけば、プロ野球に未来はないでしょう。

まずはトップのトップ、コミッショナーの選任から改革するべきなんでしょうが、そのコミッショナーが…

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こちらも、もちろん当日の日付入りです

木下富雄氏サインボール
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と明記の上、住所とお名前をメールにてお送りください。

 メールアドレス hiroyakyubook@excite.co.jp

 締め切り 9月末日
 金額のもっとも高かった方に落札いたします
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スタートは2000円から。同額の場合は早いもの順)

現品とともに郵便振替用紙を同封しますので、お振り込みください。(送料は不要)

 ※発表は発送をもってかえさせていただきます
  また落札金額は公表いたしません。ご了承ください

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堀 治喜
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メジャー・リーグはおもしろい [ 国松俊英 ]
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勝てません、カープの前田健太投手。 

てか、前回はリベンジ完封で10勝目をあげたばかりだったのに、もったいないことです。

勝てなかったどころか、きのうはさんざんな出来でした。

4回の投前バントの処理ミスなんかは、マエケンらしくないボーンヘッド。

調子がよくないから集中力が切れたのか、集中力がなかったから出来が悪かったのか…
ここで禅問答をしてもはじまりませんが、たぶん負のスパイラルにおちいった、ということなんでしょう。

出来の良し悪しはともかく、あんな無様なマエケンを見た記憶がありません。 

「メジャー、ほんとに大丈夫なの?」

つい、そんなおもいを抱いてしまいました。
そしてふと、もしあの投手が海を渡っていたらどうだったろうかと想像してしまいました。

あの投手とは、カープの初代エースだった長谷川良平投手。
小さなからだでカープ自慢の貧打線を背に孤軍奮闘して最多勝投手ともなった“小さな大投手”です。

下が彼の成績(すべてカープでのもの・年の数字は昭和)

 年 登板 先発 抑え 中継 完投 完封 勝利 敗戦 奪三振 防御率
 25 56 38 18  1 27  3 15 27 146 3.87
 26 41 22 18  1 17  1 17 14 115 3.48
 27 55 29 25  1 15  2 11 24 138 3.32
 28 45 24 19  2 18  3 20 10  99 2.66
 29 46 30 16  0 28  4 18 17 112 1.82
 30 54 36 18  0 32  6 30 17 207 1.69
 31 58 32 22  4 25  8 22 22 194 2.15
 32 59 33 22  4 22  6 21 23 167 2.51
 33 33 18 11  4  8  2  9 11 103 2.12
 34 38 19 16  3 11  1 12 11  73 2.15
 35 46 15 25  6  8  2 13 15  90 2.18
 36 35  9 14 12  1  0  1  7  42 3.63
 37 32 11 11 10  1  0  6  7  54 3.45
 38 23  0 13 10  0  0  2  3  24 3.78
 
 通算 197勝208敗

立派な数字です。

こんな大記録を残した彼の身長は公称167㎝(ちなみに、きのうマエケンが投げ負けたスワローズの石川雅規投手も公称167㎝)ということになっていますが、実際はもう少し小さかったんじゃないでしょうか。

下の写真をご覧いただきたい。(写真提供 毛利隆夫氏)
カザリンチーム
写真向かって右から5人目が長谷川投手。
(後援者の店「カザリン」に集まる常連でつくった草野球チームのメンバーと)

この写真でも長谷川さんがいかに小柄であったかが一目瞭然です。

それにしてもプロ野球選手が地元の草野球チームに入って遊んでいたというんですから、昭和20年代のプロ野球をめぐる環境というはのどかでした。

長谷川投手のような小柄な投手が大男だらけのメジャーのマウンドにあがって、ぴょんぴょん投げている姿を想像してみるだけでも愉しくなってきます。

せっかくですから、ここでメジャーで活躍した、あるいは活躍中の主な投手の体格をおさらいしてみましょう。
(ウィキペディアより)

 
ダルビッシュ 196㎝ 102㎏
 伊良部秀輝  193㎝ 108㎏
 岩隈久志   191㎝  95㎏
 佐々木主浩  190㎝  98㎏
 野茂英雄   188㎝ 100㎏
 吉井理人   188㎝  95㎏
 田中将大   188㎝  93㎏
 上原浩治   188㎝  89㎏
 黒田博樹   185㎝  93㎏
 松坂大輔   183㎝  93㎏

でか!

こうして数字を見ているだけでも壮観です。
長谷川さんがエースをはっていた時代から半世紀あまり。日本人選手の体格はメジャーにもひけをとらなくなってきています。







 

 
 
 

 

先日のイベント「広島野球ブックフェア」では運営費にあてるために来場者にオークションでご協力お願いしました。

大野豊さんに始球式をしていただいた際の使用ボールや、JTサンダーズ選手の寄せ書きサインボールなどを競っていただきましたが、時間の関係ですべてのグッズをオークションにかけることができませんでした。

そこで、きょうからいくつかの品をこのブログでオークションにかけようとおもいます。
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まず第1弾は、大野豊さんのサインボール(2個限定)
もちろん当日の日付入りです
大野豊氏サインボール

ご希望の方は、下記の要領でお願いいたします。

「大野豊氏」サインボール応札 落札希望価格◯◯◯円

と明記の上、住所とお名前をメールにてお送りください。

 メールアドレス hiroyakyubook@excite.co.jp

 締め切り 9月末日
 金額の最も高い方から順に2名の方に落札いたします
 (
スタートは2000円から。同額の場合は早いもの順)

現品とともに郵便振替用紙を同封しますので、お振り込みください。(送料は不要)

 ※発表は発送をもってかえさせていただきます
  また落札金額は公表いたしません。ご了承ください

なお、落札された方2名には特別付録として大野豊氏も紹介されている「カープ猛者列伝 私家版」(著者のサイン入)を贈呈いたします。

カープ猛者列伝 私家版
堀 治喜
文工舎
2007-10-10



 

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