タグ:カープ

川柳・球道塾である!!
球道塾長と塾生一同
ザメディアジョン
2009-06-18


塾生:「貧乏」を売り物にして大儲け!

塾長:
カープのグッズに「貧乏」というのがあるとは知らんかった。
塾長にも売るほど持ち合わせがあるぜ、貧乏なら。

そこな塾生、えーこと教えてくれたけー、「竹!」 

ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェントとなった元広島東洋カープの黒田博樹投手が突然のカープ復帰。

その衝撃の報を受けて「カープ本100冊。すべて読んでみた!」の発行人・米田新吾と監修のカープ本評論家・堀治喜が急遽、お祝いと感謝の密室対談してみました。(その2・最終回)


 

ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェントとなった元広島東洋カープの黒田博樹投手が突然のカープ復帰。

その衝撃の報を受けて「カープ本100冊。すべて読んでみた!」の発行人・米田新吾と監修のカープ本評論家・堀治喜が急遽、お祝いと感謝の密室対談してみました。

“カープ女子”の熱気さめやらぬシーズンオフ、黒田博樹投手がカープに復帰の男気!

広告原稿2
 

カープ本100冊。すべて読んでみた!
広島野球ブックフェア実行委員会
広島出版
2014-12-25


「驚愕」という言葉しかみつからない。
黒田博樹投手がカープに復帰する道を選んだという。

毎年オフになると復帰の噂はもちあがっていたし、その可能性は感じながらも、こうして現実のこととなってみると、やはり驚愕を禁じ得ない。

20億円のオファーを断って、だれもが憧れるメジャーという環境を蹴って、4億円程度の年俸を呑んで日本のローカルチームにもどってくるというのだから。

経済至上主義、金の出入りでひとが動き、人間の評価が決まってしまうようないびつな世の中に、また彼の「男気」が一陣の清風を巻き起こした。

彼が一度はメジャーの誘いを断ってカープに残留したとき、彼の「男気」は社会的な話題ともなったが、今回の復帰では袖にしたものの大きさがちがう。復帰の意味の大きさも破格といえる。

これで新井貴浩と黒田博樹。2007年オフにFAで移籍していったふたりが古巣に帰ることになった。元のサヤならぬ元(はじめ)のサヤにもどったことになる。

このオフに新井貴浩選手が阪神タイガースから自由契約となったとき、まっさきに口説いたのが、ほかならぬ松田元オーナーだったと聞く。
そして今回の黒田投手の復帰に関しても、いつもは破格の年俸(低いという意味で)だけ提示して、あとは返答待ち。「誠意」はみせたとポーズばかりに見えた球団が、熱心に3度も接触して復帰を熱望したという。その背景に彼の意向がはたらいたことはいうまでもない。

07年にFAの権利を発言権にかえて「優勝するために自分たちを選ぶのか、彼を選ぶのか?」と球団に迫った新井、黒田に対して、「優勝」よりも「商売」を選んで球団のトップはファンのヒンシュクを買うことになった。
あのときの選択肢の一方がチームをさった今、千載一遇のチャンスとばかりに汚名をそそごうということなのだろうか。

もちろん「優勝」にこだわってチームを出て行った黒田投手のことだ、カープに「優勝」の手応えを感じたことがあっただろうし、そこに自分が加わってチームに恩返しをしたい。そうおもっての決断だろう。

それにしても、カープは本当に黒田投手の「男気」に報いるに年俸4億円しか用意できなかったのか ?
そんなヤボなセンサクは、彼の英断を素直に讃えてこの際おいておこう。 

新井選手は優勝が前提となっていた阪神タイガースで、とうとう一度もペナントを手にすることはできなかった。
黒田投手も、優勝が義務づけられているニューヨーク・ヤンキースで投げながら、ついに優勝の美酒を味わうことは叶わなかった。

この優勝に飢えたふたりが、よその大河を泳いだ後にふたたびカープというチームに合流したことで何らかの化学反応が起こり、カープが久しく手にできなかったペナントを手にすることを、こころから望み応援したい。

これでカープは、優勝できるかどうかではなく、優勝するしかなくなった。

                            カープ本評論家 堀 治喜
決めて断つ
「カープ本100冊。すべて読んでみた!」より





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