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そして誰もいなくなった。
セ・リーグのペナントレース。なんだか雲行きが怪しくなってきました。
カープが猛追して、いつの間にか首位のジャイアンツとは1ゲーム差。
カープ強し!
てか、開幕前はガチな優勝候補だったジャイアンツにしても、意外に健闘していたタイガースにしても、なにもそこまでというほどもたついてくれたおかげで、鯉は虎をすーっと追い抜き、巨人の背中に追いついてきたという印象。
ぐわんばれプロ野球 !
それはそれとして、きょうのカープのオーダーには驚かされました。
4番に丸、で3番が菊池。
1番に入った鈴木を9番に見立てれば、ひとつずつスライドしただけではありますが、それにしても座りが悪い。
1990年代のいつでしたか、オリックスがまだブルーウェーブだったころ、仰木監督がマジックで柄にも無い谷佳知選手を4番に抜擢。本人すらびっくりしてスコアボードのオーダーを記念撮影して笑いを誘ったことがありました。
せっかくですから、きょうのカープのオーダーもここに記録しておきましょう。
ちなみにカッコ内は入団年数。
若いチームというかなんというか、他球団では考えられない抜擢ぶりです。
ぐわんばれベテラン!
1番 鈴木誠也(2)
2番 田中広輔(1)
3番 菊池涼介(3)
4番 丸 佳浩(7)
5番 梵 英心(9)
6番 小窪哲也(7)
7番 堂林翔太(5)
8番 會澤 翼(8)
9番 バリントン(ー)
オリックスの仰木マジックとは様相はちがうとはいえ、どちらも苦肉の策。
あきらかに自他共に認めるワンポイントだった谷選手にくらべ、丸選手はいずれは本当の4番になる可能性はあるとはいえ、まだ青い。
やはりきょうのオーダーには違和感がありました。
カープが最後に優勝した1991年も、たしかこんな感じでしたね。
真の4番がいなかったために、4番目の打者が毎日のようにころころ日替わり定食。
それまで代打出場が多かった西田真二選手が4番をつとめたりしてましたっけ。
「カープに真の4番がいない年は優勝する」
そんなジンクスはどこにもありませんが、いまの勢いからはそんなことをおもわせます。
まあ邪道といってしまえばそれまでですが、「蛇の道は蛇」でしたっけ、1991年と同じ道をカープは走り抜けるかもしれません。